死に逝く自分が想像できるか?『死ぬときに後悔しない生き方(内藤いづみ著)』を読んでシェアしたいこと

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『4000人のいのちによりそった”看取りの医者”が教える 死ぬときに後悔しない生き方』(内藤いづみ著)を読んで思ったこと、印象的だったことをシェア。皆さんがご自身の生き方を考えるきっかけになれば嬉しいので、ぜひご一読ください!

目次

『死ぬときに後悔しない生き方』の概要

著者の内藤いづみさんは、山梨県甲府市の在宅ホスピス医

国内の病院での勤務を経てイギリスに移住。現地でホスピスについて学び、帰国後は山梨でクリニックを設立。現在はご自身のクリニックで、午前中は内科医として、午後は在宅ホスピス医として働いています。

「ホスピス」とは、主に末期のがん患者が人生の最期を穏やかに過ごすための場所。
内藤さんは、自宅で最期の時間を過ごしたいと願う患者のもとへ往診に行く「在宅ホスピス医」として患者と向き合っています。

本書では、内藤さんがこれまで向き合ってきた数多くの方々の生と死を通じて、「悔いのない生き方とは何か」を読者に問いかけています。

『死ぬときに後悔しない生き方』の目次

本書の目次はこちら

第1章:人が最期に望むこと
第2章:人は生きてきたように死んでいく
第3章:やり残しのない人生を
第4章:大切な人が旅立つとき
第5章:最期まで「いま」を生きている
コラム

備忘録:個人的読書メモ

前述の通り、本書では著者が出会った多くの人々の生き方と最期の迎え方の一部が紹介されています。

どれも考えさせられ、心を動かされる内容ばかりですが、ここでは備忘録として私の読書メモを纏めておきます(※あくまでも私の感想です)。

いのちの重み

  • いのちの重さを再認識する。この世に生を受けることは、宝くじの一等を100万回当てることよりも低い確率らしい。

人は、生きてきたように死んでいく

  • 死との向き合い方には、その人がそれまでの人生にどのように向き合ってきたか、その姿勢が現れる。浮き彫りになる。

大切な人に依存しない関係性

  • 大切な人に頼り、頼られることはあっても、依存しないようにする。
  • 大切な人に依存しすぎない。いくら長年連れ添った相手だからといって、自分の痛みや苦しみに相手を引きずりこまない。
  • 大切な人が大切だからこそ、依存しない生き方をする。そのためには、依存しない自分を確立する。

「好きなこと」の存在の大きさ

  • 「好きなこと」は人生を彩る。

最期のときを共に過ごす大切な誰かの存在

  • 人生の最期に「そばに大切な人がいる」という実感は人の心を温め、大きな支えとなる。
  • 必ずしも結婚したり子どもを持つ必要はない。大切な人は友人でもいい。いなければ作る。探し続ける。そのためにはちゃんと人間関係のメンテナンスをする。サボらない。相手任せにしない。

自分らしさを保つこと

  • 病や痛みは、その人の人格を変える恐れがある
  • 無理に投薬や延命治療を重ねて、病に抗い続けることが必ずしも最善の策であるとは限らない。「できる限り自分らしさを守って生きられる方法」は何かを考えることが、生の満足度を高める場合もある。

大切な人に先立たれたとき

  • 時が経ち、大切な人を忘れることを申し訳なく思わなくていい。それは、わざわざ思い出す必要がないほどその人が深く心に根差したということ。一体化したということ。

今から始める

  • 「今死んだとしたら、何が後悔か?」を意識して、今から手を打つ。「もう遅い」などない。気付いたときが始め時。
  • 生に執着しない最期を迎えるには、逆説的だが、生に執着して充実した生き方をする必要があるのでは。
  • 人生の最期の瞬間に「今までの悔いをすべて晴らして、一発逆転できました!」とはなかなかならないもの。いつ訪れるか分からない「その日」に備えて、少しずつでも理想の人生を築いていく。
  • 好きなこと、大切な人は、死の直前に探し始めても手に入らない。時間がかかるもの。ただ待っているだけで向こうからやってくるわけではない。重要性に気付いたときから、能動的に作り始める。築き始める。(たとえ見つからなくても、「探しつづけた」という事実は後悔や未練を減らすはず)
  • 人は自分の最期をイメージできていない。そもそも「自分はいつか死ぬ」ということすら忘れている。つまりは「どう生きたいか」もぼやけているということ。常時考える必要はないが、ときどき振り返る機会を設ける。

特に印象的だったエピソード

個人的に特に印象的だったエピソードが二つあるので紹介します。

その1:「好きなこと」の存在が人生を彩る

最期まで好きなことをして、自分らしく人生の幕を閉じた方のエピソード。
(※ここでは、苗字を「Sさん」に置き換えています)

Sさんがしたかったのは、麻雀、競馬、ジャズ、そして家族といること。つまりは「好きなこと」でした。(中略)自分に残された時間が少ないと知ったとき、それでも「やりたい」と思えるほどに好きなこと。なかなか見つけることはできないように思います。それがSさんには4つもあった。とても素晴らしい人生を歩んできた証ではないでしょうか。好きなことがたくさんあるということは、幸せに直結するのだと思います。(中略)見つからないのであれば、いまからでも作りましょう。

『死ぬときに後悔しない生き方』(内藤いづみ著)

このSさんはもともと大病院で治療を受けていましたが、それもやめ、迫りくる自分の最期を受け入れた上で、自宅で自分らしく好きなことをして過ごすことを希望しました。奥様と時間を過ごし、友人たちとも遊び、大切なことに囲まれて人生の幕を閉じた。

人生の最後の瞬間に、何をして過ごしたいかを考えていきたい例です。
思うように体が動かなくなってもできる趣味がいくつかあるといいなぁ。頭を動かす系だと尚良い気がする。

また、著者は、好きなことの見つけ方について以下のように提案しています。

好きなことを見つけるのにも、コツのようなものがあると思います。「子どもがやること」「年を取ってからやること」「女(男)がやること」というような偏見を持たずに、とりあえずやってみること。自分に合わないと思ったらすぐに次に移ること。そして楽しいと思ったら、それが人生の役に立つかどうかなんて考えずに、とにかく楽しむことです。

『死ぬときに後悔しない生き方』(内藤いづみ著)

つまりは、「人目を気にするな」ということに集約される気がします。

人生を楽しむのは誰なのか?その人生の主人公は誰なのか?あなたの人生を楽しむのは誰なのか?
シンプルに考えていけば、気負うことなく、なんでも挑戦してみたくなります。

このSさんのエピソードはとても素敵なので、ぜひ本書を手に取って実際に読んでいただきたいです。

私も好きなことをたくさん増やしていきたい。

その2:どうせ生きるなら、一生懸命生きる

著者の内藤いづみさんのお母様のお話。

母は学生の頃、県の駅伝大会で1位になったことがあります。私なんて最後まで走れないと思います。
そう言うと、

「あんた、なんでそんなに根性がないの。いちばんでゴールするのもビリで走るのも、つらさは同じ。だったら、なんでいちばんで走らないの

と、ぐうの音も出ないお言葉でした。常に自分の課題に対して一生懸命。そこは真似できません。

『死ぬときに後悔しない生き方』(内藤いづみ著)

著者曰く、戦中戦後の数々の人生の困難にもめげることなく、たくましく生き抜いてきたというお母様(※本書の出版当時、お母様はご存命であると紹介されています)。やはり人生の先輩にあたるご年齢の女性たちは、精神レベルが違う・・・

この、「いちばんでゴールするのもビリで走るのもつらさは同じ。だったらなんでいちばんで走らないの」という発言を読んで思い出されたのは、ココ・シャネル

CHANELの創業者。ココ・シャネル

シャネルも、「うじうじするのにもエネルギーは使う。どうせエネルギーを使うならポジティブなほうへ使え」と説いています。胸に突き刺さる・・・衝撃が大きい分、私にとって大切な言葉の一つとなっています。

著者のお母様の発言もココ・シャネルのメッセージも、つまりは「どうせ生きるなら、一生懸命生きる」ということ。

自分の力で人生を切り開いている人は、やはり心構えや物事の向き合い方が堂々としてて、痺れる。

(※ちなみに、上記のようなシャネルの強いメンタルや名言を学べる本はこちらです。おすすめ。)

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まとめ


『4000人のいのちによりそった”看取りの医者”が教える 死ぬときに後悔しない生き方』には、著者の内藤さんが向き合ってきた、多くの人々の生き方と死への向き合い方が、様々なケースとして紹介されています。

読み手によって心が動かされるメッセージや耳が痛くなるエピソードは異なるはずです。
ぜひご自身に照らし合わせて読んでみてください。

本のなかでは「あなたはどのような最期を迎えたいか?」をイラストでイメージするワークもありますので、ぜひやってみてくださいね。

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